意味が分かると怖い話 「肝試し」 解説付き
意味が分かると怖い話 「肝試し」
俺は友達と2人で廃墟に肝試しに行くことになった。
まあ酒に酔った勢いでだけど。
その廃墟は5年前まで病院だったそうだ。
友達はビビっていたが俺は幽霊なんて信じていないので黙々と中に入っていく。
空耳かもしれないが、どこからか物音が聞こえた。
その音に友達も反応したのでやはり本当に聞こえたのか。
誰もいないはずなのに。
歩いていくと手術室と書かれた部屋があった。
友達がビビりまくっているのでここに入って帰ろうと思い、
ドアを開けた。
すると近くでまた物音が聞こえたのだ。
俺らはびっくりして壁をつたって進んでいく。
懐中電灯で部屋中を照らすと壁のいたるところに
赤いペンキで「死」、「し」、「シ」と書かれていた。
俺らは本当に怖くなって急いでその廃墟を出た。
そのあと霊的な何かは起きなかったが、俺の手のひらに赤い文字でJと書かれていたのだ。
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解説
手のひらに書いてあった赤い「J」
これは壁に書いてあった赤い「し」が反転して写ったものです。
かなり前に廃墟になったはずの建物になぜ塗りたての文字が書いてあるのでしょうか。
物音がしていたのは本当に誰かが潜んでいたのかもしれないですね。